初心者でもハマる!沼る! クロダイ チヌ 釣りの魅力

基本知識

クロダイ チヌ は、とても身近な場所にいます。船着場の船の下、堤防の壁、海岸の石畳周辺、砂浜、磯、河口など、釣りをしていたらその魚影を水面から見ることも多々あります。

見た目もカッコよく、釣れた時の引きも面白い!食べても美味い!(釣れる場所にもよりますが。。。)そんなことから、10代後半から80代まで、幅広い層の釣り人たちのターゲットとして、ずーっと愛されています。最近はトップウォータープラグ(ルアー)で釣るチニングも流行っていますね。

この記事では、 クロダイ チヌ 釣りの魅力をいろいろと書いてみます。

これを読んでから、ぜひ近くの釣り場で クロダイ チヌ を狙ってみてください。

これまでとは違う釣り方や行ったことのない釣り場に足を運んで、その面白さを体験してみましょう。

クロダイ チヌ 釣りの魅力を一言で言うと?

この記事を書いている私(おまさ五郎)的に、 クロダイ チヌ 釣りの魅力を一言で言うと、それは「やりとりの面白さ」です。

私の釣り方のメインはフカセ釣りで、突然ウキが水の中に引き込まれるあの瞬間がたまらないんです。

入った瞬間に慌ててリールを巻いて竿を立てる。

すると、 クロダイ チヌ の口に針がかかり、ガツンと竿に乗って、グングンと引っ張るその引きの強さとやりとりの面白さ。

めっちゃ引く!っと思ったら意外と小さかったり、めっちゃ重いからボラかな?っと思うと突然グイグイ引っ張られて、浮いたと思ったら48センチだったり。

大きいから面白いのではなく、35センチ程度でも元気よく、力強く引いてくれるあの動き自体が面白いんです。

みなさんいろんな釣り方で クロダイ チヌ を狙っていると思いますが、共通して言えるのは「やりとりの面白さ」ではないでしょうか。

様々な釣り方とその特徴

クロダイ チヌ の釣り方には、チニング・フカセ釣り・落とし込み釣りなど様々あります。

それぞれの特徴を知って、場所によって釣り方を変えて楽しんでみてはいかがでしょうか?

ルアー釣り(チニング)

餌を買うのではなく、ルアーを買って狙うので、初心者でも初めやすい釣り方になります。

車のトランクにロッドとリール、ルアー、ランディングネットを入れておけば、仕事帰りでも気軽に釣りに行けるほど、軽装備で楽しめるのが一番の特徴です。

水温の高い時期は クロダイ チヌ が水面に浮いて移動することがあります。これを狙うときに使うのが「トップウォータープラグ」という分類のルアー。ポッパーやペンシルベイトなどを使い、水面を泳ぐ弱った魚の動きを演出して、食いつく魚を狙うのがこの釣りになります。河口などでは同じような場所に クロダイ チヌ よりも大きなシーバスが泳いでいることがあるので、どちらも狙って釣れることがあります。

また、「トップウォータープラグ」以外でも、「ワーム」や「ラバージグ」を海底で移動させて釣る釣り方もあります。エビやカニと思って食いつくので、アタックしてくるのが竿先にも伝わります。ガッチリと食いつくと、ラインが少し張ってくるので、それに合わせてロッドを素早く立てて、針を口に引っ掛ける釣り方になります。特に夕まずめの時間帯で潮が動いている砂浜や河口付近で楽しめる釣り方です。

こちらの動画では、ワーム(パワーイソメ)を付けて水面付近をただ巻いているだけで釣れてしまったシーンがあります。スレていない クロダイ チヌ がいる場所であれば、こんなに簡単に釣れてしまうんです。

フカセ釣り

クロダイ チヌ を、撒き餌を撒いた場所に寄せて、そこに針の付いた餌を潮の流れを利用して自然に通過させることで、撒き餌に夢中になっているターゲットに針ごと食わせる釣り方です。

撒き餌を海底に貯めて、その場所で釣る事が多いですが、夏場や堤防沿いでは、海底付近から少し浮いたところでも食いついてくる事があるため、ウキ下の調整が重要です。

そのため、一般的な半誘導仕掛けではなく、自由に深さの調整ができる全誘導仕掛けを使う人もいます。

フカセ釣りは奥が深い釣り方なので、初心者はなかなか手を出しにくいですが、ルアーのようにリールを巻き続ける必要がないので、慣れると座ったままでも釣りができる釣り方になります。

ぶっこみ釣り・投げ釣り

オモリを付けた仕掛けを遠投して、岸から離れたところにいる クロダイ チヌ を狙える釣り方です。ぶっこみ釣りは、仕掛けを投げたらそのまま待っていれば良いので、とてもラクです。 クロダイ チヌ の通り道に投げ入れるのがコツです。

投釣りも同様に仕掛けを投げるだけですが、一般的に投入後に仕掛けを移動させて誘う釣り方になります。遠投さえできれば初心者でも子供でもできる釣り方です。

落とし込み釣り

堤防や港から、エサを落とし込んで狙う釣り方になります。専用リールと専用道糸、専用竿、ハリス、針、ガン玉位しか使わない、かなりシンプルな仕掛けの釣り方です。

エサにはカニ、イガイ、フジツボなどを使い、堤防等の壁沿いにエサを落としていきます。アタリは道糸の変化を見てアワセるため、まぁまぁの経験が必要です。

コツは、自然に海底まで落とすこと。

壁から剥がれ落ちたイガイやカニをイメージして、違和感のないようにスルスルと落として行く。海底まで落として反応がなかったら、移動してまた落とす。それの繰り返しです。

夏場は海底よりも壁沿いにターゲットが泳いで、壁に貼り付いた貝類を食べていることが多いので、夏場はこの釣り方がよく釣れます。1時間で4、5匹釣れることもあるくらいです。

熱中症、日焼けには十分気をつけて下さい。

前打ち

落とし込みとよく似た釣り方ですが、壁沿いではない場所でできる釣り方になります。エサも落とし込みと同じです。

前打ちはテトラポッドに潜んでいる クロダイ チヌ をターゲットとしたり、岸から敷かれている石畳の沖側に落として、そこを移動している魚をターゲットとしています。

落として反応がなければ移動。そしてまた落とすの繰り返しです。

専用リールや専用竿が必要ですが、スピニングリールでやることもできます。

筏・カセ釣り

波のあまりない湾内等に設置された筏まで、渡し船で移動し、そこから仕掛けを落として竿先でアタリを見て釣る釣り方になります。筏の変わりに、小さな舟で釣る場合はカセ釣りという呼び方になります。

ウキを使わず、極めてシンプルな仕掛けで、竿先のちょっとした変化を見逃さないようにする必要があるため、かなりの集中力が必要です。初心者にはちょっとハードルが高いでしょうが、シンプルなだけに奥の深い釣り方です。

クロダイ チヌ をその場所に寄せるために、撒き餌や団子を撒いて釣るパターンが多いですが、地域によって釣り方は変わるようです。初めて挑戦してみる方は、釣具屋で必要な道具をあらかじめ聞いておいた方が良いでしょう。

紀州釣り

集魚用の餌を、付け餌を包むように団子状に固めて、海底まで落としてアタリを待つ釣り方になります。ダンゴ釣りとほぼ同じですが、ウキを使う点とターゲットをクロダイ・チヌに限定していることから、呼び方が異なります。また、筏釣りとは違い、紀州釣りでは寝ウキや棒ウキを使います。団子が海底に到達した状態の時は、寝ウキの場合ウキが立っていますが、団子が割れるとウキが寝ます。魚が食いつくとウキが立つので、これがあわせのタイミングになります。棒ウキの場合は団子が割れるまで、ウキが少し沈んだ状態になります。割れるとウキが正常な位置まで浮き上がり、魚が食いつくと沈みます。これがアタリの瞬間になり、竿を立ててフッキングする釣り方です。

団子が割れる速さを調整するために、団子を握る強さを変えたり、コマセの配合率や水分量を微調整したり、団子の大きさを変えたりと、ハマるとやめられなくなる奥の深い釣り方です。

カゴ釣り

仕掛けさえ作れれば、初心者でも大きな魚を狙える釣り方です。カゴと天秤、ウキ、オモリ、ハリス、針を使います。カゴにはオキアミやアミエビを入れ、遠投して岸から離れた場所にいる クロダイ チヌ を狙います。

この釣り方は クロダイ チヌ に限定した釣り方ではないため、鯛、アジ、サバ、メジロ、グレ、ベラ、カサゴ等、何でも釣れます。しかも、岸に寄り付かない少し大き目の魚が釣れやすい特徴もあり、なんとなく大きな魚を釣ってみたいなと思っている方なら、初心者でもオススメします。

仕掛け全体が重いもで、それなりに強度のある道糸と竿が必要ですし、天秤がないと仕掛けが絡まりやすいですので、仕掛けを購入する時は、釣具屋にオススメのセットを教えてもらった方が良いです。

根掛かりすることはほとんどないと思うので、少し仕掛けは高くなりますが、一度買ったら永く使えるのでオススメの釣り方です。

エビ撒き釣り

生きたエビを撒き餌と針の両方に付けて釣る方法です。主に防波堤や波止などで行われ、関西の阪神エリアの釣り場でよく目にします。ルアー釣りやぶっこみ釣りよりも難易度は高いですが、初心者でも道具さえ揃えればすぐにでも始められます。

エビ撒き釣りは クロダイ チヌ 以外にもスズキ、グレ、メバルなど、様々な魚種を狙うことができます。

釣り方はフカセ釣りのようにウキを使い、生きたエビを撒いてターゲットを誘き寄せ、針に付けた生きエビを食べさせて釣ります。

生きたエビを使うので鮮度が重要です。釣具屋で生きエビを購入し、酸素を供給するポンプを入れた入れ物に入れて、釣りの間ずっと生かしておく必要があります。

生きエビは クロダイ チヌ だけではなく、様々な魚が好物としているので、ターゲットを限定せずにやってみるのも良いかもしれません。

どの釣り方をすれば良いのか分からない場合は

釣り方は、 クロダイ チヌ の居る場所によって異なります。どの釣り方をしたら良いのか分からない場合、あなたがよく行く釣り場では、他の人がどんな釣り方をしているか見てみましょう。まずはその釣り方のマネからはじめてみて下さい。

そして、なぜその場所ではその釣り方を皆やっているのか考えてみて下さい。

  • 水深が深いから?浅いから?
  • 波があまりないから?
  • 河口だから?
  • 運河だから?
  • 堤防の壁に貝類がいっぱいいるから?
  • 陸から魚影が見えているから?

などなど。

この場所なら別の釣り方でも釣れるかも!っ思える時に、釣り方を変えてみるのがオススメです。

周りの人があまりやっていない釣り方で釣れた時は、周りは釣れていないのに、自分だけ釣れるという状態になってしまいますが、こんなに嬉しいことはありません!

クロダイ チヌ 釣りの魅力は他にもたくさん!

ここまで書いたように、釣ることの面白さは魅力としてかなり大きいですが、それだけじゃありません。他の魚種でも共通の魅力もありますが、 クロダイ チヌ 釣りでしか味わえない魅力もいっぱいです。

道具をそろえる面白さ

昔から人気の魚種なので、釣り方もいろいろあります。その分、その釣り方専用の道具も開発されています。例えば竿一つにしても、チニング、落とし込み、筏釣り、フカセ釣りなど、それぞれ違う専用竿があります。さらに数種類の竿の硬さ違いや長さ違い、メーカーの違い等、自分に合う道具を探すだけで、釣具屋に1時間以上いたりするほど楽しいです。

初心者であれば、どれを買えば良いか迷うと思います。そんな時は、まずエントリーモデルや安いものを買ってみて下さい。使っているうちに、釣り場に合わせるために、少し違う道具が必要になってきます。そこから目的に合わせた道具を買い足していけばオッケーです。釣具屋でなくても、今はAmazonやメルカリ等でも買えちゃいます。

まずは、揃えられる道具一式を持って釣り場に行ってみる。

ここから道具を選ぶ楽しみが広がってきます。

釣行までに、どんな道具を買おうかなぁなど考える時間。楽しそうじゃないですか?

休日になるのが楽しみに

釣りは自然の中で楽しむものです。なので、波や天気、風、時間などを気にする必要があります。

  • 今週末の釣りはどこの釣り場に行こうか。
  • 風は強い予報か。
  • 風裏で釣るならどこがいいか。
  • 何時から釣り始めようか。
  • 潮は何時ぐらいから上げてくるか。
  • 大潮?中潮?。
  • 天気はどうだろうか。

そんなふうに、平日の通勤時間やアルバイト時間、車の中、電車の中、食事中など、時間があればそんなことを考えながら、スマホを片手に週末の釣りを想像するんです。

このほかにも、

  • 今回持っていく道具はアレにしよう。
  • 足りないものがあったはずだから、チェックして夜に釣具屋に行こう。
  • 防寒対策なども必要だから、ワークマンに行ってみよう。
  • 仲間もいっしょに行けるか聞いてみよう。

など、考えることは多いもので、休日になるのがどんどん楽しみになります。

自然の中で生きる クロダイ チヌ との戦いは、予測できない展開があります。また、釣れた時の達成感や年ナシとの格闘は、日常では味わえない興奮と感動を与えてくれます。そんなことができるのは休みの日だけ。休日のために平日頑張る。クロダイ チヌ 釣りを始めると、こんな日々が訪れますよ。

仲間との交流

釣り仲間との出会いや交流も、クロダイ チヌ 釣りの楽しみの一つです。

一人で黙々と楽しむこともできますが、釣り場に通い詰めると、そこで釣り仲間ができるものです。共通の話題で盛り上がったり、タモ入れを協力してたりすることで、人間関係を深めることができます。

また、釣り教室や釣り大会に参加することで、新しい仲間と出会う機会も広がります。

日時をあわせて、少し遠方に出かけたり、渡し船で堤防に行ったり。

一人で行くのとは違う楽しみ方が、仲間がいるとできますよ。

忍耐力・集中力・洞察力・判断力の向上

忍耐力

クロダイ チヌ 釣りは、時に長時間のアタリ待ちを必要とします。
潮の流れや天候の変化など、状況が常に変化する中で、釣れるタイミングを辛抱強く待つ必要があります。
狙ったポイントに何度も仕掛けを投入し、根気強くアタリを待ち続けることで、忍耐力が鍛えられます。

集中力

クロダイ チヌ は警戒心が強く、繊細なアタリを見極める必要があります。
僅かな変化も見逃さないよう、常に仕掛けやウキに集中する必要があります。
集中力を維持し、微細な変化を感じ取ることで、集中力が向上します。

洞察力

クロダイ チヌ の行動パターンを予測するためには、様々な情報を分析する必要があります。
潮の流れ、天候、時間帯、過去の釣果など、多くの要素を考慮し、最適なポイントや仕掛けを選択する必要があります。
これらの情報を総合的に判断することで、洞察力が磨かれます。

判断力

クロダイ チヌ 釣りでは、状況に応じて適切な判断を下す必要があります。
アタリがあった際に、即座に合わせるべきか、少し待つべきかなど、瞬時の判断が求められます。
また、仕掛けやエサの選択、ポイントの移動など、状況に応じた最適な判断を下すことで、判断力が向上します。

自然を感じるリラックス・リフレッシュ効果

水平線や広い空を目の前に、新鮮な空気を吸い込み、鳥のさえずりや水の音に耳を傾けることで、心身ともにリフレッシュできます。

  • 家にいると家族がいてゆっくりできない
  • 平日はデスク仕事なので、休日ぐらいは体を動かしたい
  • 接客や営業のストレスで、最近体が重い。。。

日常生活のストレスから解放され、自然の中で過ごす時間は、心にゆとりと癒しを与えてくれます。さらに、自然の中でゆったりと過ごす時間はリラックス効果ももたらします。釣りをする時の集中とリラックスを繰り返すことで、心身のバランスを整え、ストレスを軽減する効果も期待できます。

クロダイ チヌ の美味しさ

鯛の仲間ですので、刺身でも焼いても美味しいのは当たり前。おまさ五郎はフライにするのが好きで、子供もパクパクと食べてくれます。河口付近の汽水域で釣れた魚は、身に臭いがあったりしますが、それを軽減するための下ごしらえの方法もあります。

釣れた クロダイ チヌ を美味しくいただけるメニューには、下記のようなものがあります。

  • 刺身
  • カルパッチョ
  • 塩焼き
  • ムニエル
  • 煮付け
  • 唐揚げ(フライ)
  • あら汁
  • 炊き込みご飯
  • 味噌焼き
  • にぎり寿司
  • お茶漬け
  • アクアパッツァ
  • ポワレ
  • 油淋鶏風
  • 南蛮漬け
  • なめろう
  • 昆布締め
  • 鍋のつみれ

ぜひあなたも作ってみてください。

まとめ: クロダイ チヌ 釣りは、やり始めると必ずハマる

他の魚種と比べて警戒心の強い クロダイ チヌ は、ワイワイガヤガヤしながら釣るターゲットではありません。

ウキや竿先、道糸、水面の変化を見逃さないように、集中して観察し続ける必要があります。

突然訪れるアタリに備えて、いつでもフッキングできるように待ち続ける忍耐力や体力、持久力も必要です。潮が悪ければ釣れない日もあるでしょうし、釣れすぎて逆に困る日もあります。

どうやったら釣れるのか、どうして釣れたのかを一人考え、答えを探す洞察力も鍛えられます。

どの釣り方を選択したとしても、最大の魅力は クロダイ チヌ とのやり取り。ぜひ、いろいろな釣り方を試して、 クロダイ チヌ 釣りに沼ってみて下さい。釣り方を変えれば、何歳になっても、ずっと楽しめるのがこの釣りなんですから。

さぁ、早速釣具屋に行って、釣りの準備をしてみませんか?

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